2011年12月24日

一ヶ月の壁

一ヶ月の壁

ビザの問題

日本出国前からずっとビザがおりない。
原因は学校などわかりやすい場所に留学するわけではないため、
国の助成金をもらっているといっても結局は個人であって、キューバでは難しい。
けれど、学生でもなかなか出国前にはビザはおりないらしく
在日本のキューバ大使館ではとにかく行って、むこうで動いてくださいといわれた。

そんなわけで、こっちにきてからは、たくさんの人が関わってくれて
手続きが進みつつありますが、一ヶ月たちましたが、正式にはまだです。
そのために、いろんなことがあって、
昨日家を引っ越しました。複雑すぎて説明できませんが
とにかく引っ越しました。
もう、先週の金曜日は大変で、いろんな人が家におしかけて
あーしろこーしろと、隣の家の人や、一瞬会ったことのあるだけの人まで
いろんな人に説得されたり。
スペイン語が不自由なので、説明できないというのもことを
複雑にしている要因なのですが、
この状態は大家族の中で初孫にあれをきせよう、これをきせよう、と
わーわー言ってる親戚達みたいだなあと
当の本人はどうしようもないので面白がってみてます。
けれど言葉の話せない子どもが泣きわめいて感情を伝える気持ちがよくわかります。
私も泣きわめけばいいのだろうか。

美術館の人やたまたま通りかかって住むことになった家の人、
いろんな立場で私と知り合ったひとが、あっというまに繋がって行き
いつのまにか親戚のようにお互いわーわー言っている状態は
不自由でシステム化されていない状況が生み出しているともいえ、
それは人を孤独にはしないなと思いつつ、
けれどそれも私がお金を持っているからかもしれない、という
複雑な気持ちも抱えています。

たまたまキューバについて3日目ある家をとおりかかり
きれいだったし、いい家はないか聞こうと思って家におしかけたら、
おんな版みのもんたみたいなゴッドマーザーに出会ったのですが
そのみのもんたゴットマーザーが急に電話してきて、
ほんとにみのもんたみたいに、「これは○○だろう?Sí or NO?」を
たたみかけるように繰り返し、「Sí!」となんかの宗教みたいに何度も答えさせられて、
しかも「No!」と言ったら「ファイナルアンサー?」と聞かれ、もう一度「No!」といったら
ため息をつかれなんだか意味のわからないことを言われた。
でもこれはみのもんた、というよりもフィデルの演説の影響なんじゃないかと思う。


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Posted by cimarcus at 09:12│Comments(0)キューバ
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