2010年03月03日
ふりかえる。
テレサ・ハッキョン・チャと比嘉千秋の映像作品上映を通して、
千秋さんの作品が今までとぜんぜん違って見えたことに驚きました。
千秋さんの作品は何年か前から何度もみているのですが、
彼女の作品をうまく言葉にできなかった。言葉にする必要もないのかもしれませんが、
現代の沖縄を理解しようとした時、彼女の作品はとても重要だと常々思ってきました。
なんだかんだ言わなくても抜群に面白いし、もどかしい日常や
言葉にするとすりぬけてしまうような皮膚感覚が映っている。
今回チャの作品と一緒に見ることで、また違った強度をもって見えてきました。
それぞれの時代に、もがいて、土を掘り返して、地表を這い、においを映像化することを
同じように試みているように思います。
チャの作品も山形で他のプログラムと一緒に見たときとは
違ってみえました。
チャの作品はとても音が繊細で無音のものもあるので
商店街の中にあるZスペースでは、外の音がもれて
集中できなかったのは申し訳ないです。
Posted by cimarcus at 06:35│Comments(0)
│テレサ・ハッキョン・チャ&比嘉千秋