2011年07月27日

映画、ドキュメンタリーをめぐる覚え書き1

ここ数日の映画、ドキュメンタリーをめぐってなんかいろいろあったので覚え書き1


昨年、happでというかほぼcimarcusで企画運営した
「オキナワアートアクション!」の制作プログラムで数ヶ月話し合いながら完成した
奥間勝也監督作品「ギフト」がなんと、山形国際ドキュメンタリー映画祭の
アジアの若手監督作品からなるプログラム「アジア千波万波」の上映作品に選ばれました。
なんかもう、うれしすぎて、今後のcimarcusの支えになる出来事で、
ほんと、あの期間はなかなか辛かったけど、やってよかったなあとつくづく思いました。
第三者に認めてもらったのはすごくうれしいです。
あのプログラムがなくても彼は自力で自主制作でつくっていたでしょうけど。

那覇若狭の移り行く風景とそれを見つめる
路上生活者の亀ちゃんと、地元の小学生ヨースケの物語は、
ドキュメンタリーとフィクションの境目を漂いながら進んでいきます。
監督は丁寧に、そこに住む人々との関係性を構築しながら撮影しました。
そういえば、今年の新年は波の上宮のすぐ近くで亀ちゃんと一緒に迎えたんだった。
みんなであの後ひいたおみくじの結果、覚えてないけど悪くなかった気がする。


「ギフト」(日本/2011/日本語/カラー、モノクロ/ビデオ/40分)奥間勝也 
映画、ドキュメンタリーをめぐる覚え書き1


制作時、琉球大学大学院在学中だった奥間は学部在学中より自主制作映画の制作を続け、今回が3作目。自身が生まれ育った若狭・松山地域の道路拡張工事によって、慣れ親しんだ風景が急激に失われていくことと、自身の就職による離沖、長男としての継承問題等、自身をとりまく変化を、その拡張工事に揺れる若狭海浜公園に住む路上生活者と少年との物語に反射し、ドキュメントとフィクションの境目を漂いながら制作される。

奥間勝也(おくま・かつや)1984年沖縄県那覇市生まれ。2008年 自主制作映画「オセロ」(24分)監督。2009年自主制作映画「それまではこれから」(50分)監督。2010年山本政志監督「スリー★ポイント」沖縄篇の監督補等。


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